自動車免許を取るためには2つの手段が存在しています。
1つは通学、仕事や学校で忙しい中、空いた時間に教習所に行って習う手段です。
もう1つは合宿免許。2週間から3週間という長期間、合宿する事で集中的に学ぶ事ができるという手段です。
今回はこの合宿免許についてわかりやすく解説していきます。
合宿免許と教習所の違い
まず、合宿免許と教習所の違いから触れていきましょう。
最も大きな違いは「費用」
車の免許を取得するために必要な費用は15万円から35万円と、倍以上の振れ幅が存在しています。
基本的に合宿の方が安く、教習の方が高いという認識で間違っていません。
内容によっては教習の方が安い場合もありますが、大抵は合宿の方が安上がりです。
2つめの違いは期間
圧倒的に合宿の方が早く免許を取得できます。
合宿なら長くても1ヶ月、短くて2週間程の期間で免許を取得できます。
ただし、まとまった期間に集中して行うため、相対的に短く感じるだけで内容そのものにあまり違いはありません。
そして同じく、最大1ヶ月というまとまった期間が必要なので、社会人には厳しいものがあります。
簡単に言ってしまえば、教習所は長期間、空いた時間に通うタイプ。
合宿免許は教習所で習うことを、まとまった期間寝泊まりしながら短期間で身につけるタイプになります。
合宿免許のメリット
合宿免許の最も大きなメリットは費用です。
大きくて10万程度の差は一般人にとってはかなり大きな差になります。
さらに、合宿免許はある種「旅行」的な側面があります。
集団で泊まり込み、その場所で遊べるレジャー施設や食などを楽しむ自由時間が存在していて、それはさながら学校の修学旅行のような体験になります。
プランにもよりますが、交通費などは全てまるまる負担してくれます。
人にもよりますが、集団で行動するということは他人と接する機会が増えるということ。
新しい友達が出来たり、出会いがあったりするかもしれませんね。
合宿免許のデメリットとは?
社会人には向いてない
最低でも2週間、最大で1ヶ月という長期間はまず社会人には不可能な期間です。
日本の一般企業に就職している方なら、正月やゴールデンウィークをうまく使い、運が良ければ1週間の休みになるかどうかといったところ。
となると学生やフリーターの方が多くなります。
期間の「短さ」もデメリット?
運転に関しては実際に練習する期間が詰められて覚えやすくなるかもしれませんが、問題は筆記です。
こちらは逆に期間が長い方が覚えやすいので、詰め込んだスケジュールで間に合うように覚えなければなりません。
年齢制限がある
大体25歳までの若者を対象にしていることが多く、仮にそれ以上の年齢を対象にしている場合でも、年齢によって保証内容が異なります。
補習の際に費用を負担するのは学校側なので仕方がないのですが、30代だと合宿は使えないと考えた方が良いでしょう。
合宿免許に参加するには?
まずは合宿免許の募集を見つけないことには始まりません。
人気のある募集はすぐに定員になりますので、募集期間を確認してすぐに応募しましょう。
また。年齢に余裕があり、向こう一年まだ時間があるという方であれば、しっかりと合宿免許を比べて良い合宿免許を見つけてから翌年応募する、という形でも良いかもしれません。
合宿免許の応募の仕方
基本的にはネットで調べて応募するのが一般的です。
人気があると抽選や審査が必要になるかもしれませんので、その点はご注意を。
注意すべき点について
荷物をちゃんと用意するということには気を配りましょう。
ある程度の日用品は負担してくれますが、衣服類などの身の回りのものはちゃんと準備していったほうがいいですね。
そしてプランの確認。同じ教習所でも複数のプランが用意されています。
中にはユニークなプランもあって、「カップルプラン」などが該当します。
プランによって対応している期間・免許資格・費用などが異なりますので、自分の目的に合ったプランを選択しましょう。
そして利用するにあたって、合宿免許にだけ該当する制限として「入校規制地域」というものがあります。
これは住所・本籍・実家などを基準にして、その基準に該当する場合は入校拒否になります。
例外が存在している事もありますが、実際に応募する前に確認することをおすすめします。
応募年齢の裏技
最大年齢はおよそ25歳。大体30代までと考えましょう。
では逆に最低年齢は?これは普通に18歳から。
しかし、ちょっとして抜け道があります。それは”17歳でも免許合宿に参加できる”という抜け道。
具体的には、免許取得の時に18歳になっていれば良いので、合宿中に誕生日を迎える方であれば、17歳でも合宿免許参加可能という事です。
逆に、”今年中に18歳になる”方でも、免許取得時までの誕生日を迎えない場合は取得不可能です。
免許が早く欲しい!というせっかちな方にはぴったりな裏技ですね。
免許合宿のまとめ
以上が免許を取得するための合宿についての解説でした。
呼び方は合宿免許や免許合宿、教習合宿など好きに呼んで構いません。
学生やフリーターの内にまとまった時間が取れるという方は、是非教習所通いの免許取得よりも、合宿での取得を行ってみてください。
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