車を売るとき、何をすればいいの?
- 「車を買い替えたいから、今の愛車を売りたい!」
- 「事故してしまい、泣く泣く手放すことに…」
など、車を手放す理由はさまざまだと思います。
けれどいざ車を売ろうと思ったとき、どのような書類を用意し、どこに行って手続きすればいいのか、迷いますよね。
この記事では、車の売却に必要な書類、手続き方法、そして注意点をご紹介します。
ぜひ参考にして、愛車を無事に送り出してあげましょう!
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売却前に確認しておこう!
車を売却処理を自分で行う前に、確認しておきたいことがあります。それは、「管轄となる陸運局を把握しておくこと」です。
陸運局とは、車の名義変更や車検といった手続きをする場所のこと。住んでいる地域によって、または普通車か軽自動車かによって、管轄となる陸運局が異なります。
こちらのサイトにて確認できるので、検索してみましょう!
(URL:http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000034.html)
車の売却に必要な書類は?
車を売るときに必要な書類は、普通車か軽自動車によって変わってきます。
以下、必要な書類をご紹介します。
普通車の売却で必要なもの一覧
普通車の売却で必要なもの一覧
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
- 自動車納税証明書
- 実印
- リサイクル券(あれば)
- 住民票
- 戸籍謄本
- 譲渡証明書
- 委任状
・自動車検査証
・自賠責保険証明書
通常は、車のダッシュボードなどに、ケースの中へ一緒に保管されているかと思います。
・印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内のもの)
印鑑登録証明書は、居住地の市役所にて発行してもらえます。手数料が必要です(おおよそ300円前後)。
車の売却では、印鑑証明書の期限は3ヶ月以内と決められています。余裕を持って、1ヶ月以内に取得したものを用意すると安心ですよ。
・自動車納税証明書
5月頃に送付されてくる自動車税用紙で支払いした後、手元に渡される用紙のことです。
有効期限は、支払いをした年の翌年5月31日まで。きちんと確認しましょう。
・実印
後に紹介する譲渡証明書や委任状に押印する必要があります。印鑑登録証明書に登録されているものと同じ印鑑を用意しましょう。
(たまに印鑑登録証明書と同じだと用意したら違う印鑑だった、というケースもあります。注意しましょう)
・リサイクル券(あれば)
リサイクル券とは、車検証と一緒に保管されていることが多い、緑色の用紙のことです。
リサイクル券が見当たらない場合、「自動車リサイクルシステム」(URL:http://www.jars.gr.jp/gus/exju0010.html)にて検索し、そこで印刷して用意しても大丈夫ですよ。
なお、永久抹消(解体や廃車)以外は、必ずしも必要なわけではないです。
・住民票
一回引っ越しをして、車検証の住所が現在と違う場合に、必要となります。
住民票を取得したら、「車検証に乗っている前の住所」、そして「印鑑登録証明書に記載されている現住所」の2つが、きちんと記載されているか確認しましょう!
(陸運局は住民票にて、住所のつながりを確認するからです)
・戸籍謄本
結婚や離婚で名字が変わっているときや、住所を複数回したときに必要となります。
名字が異なる場合、旧姓と現姓が記載されているか確認しましょう。
複数回の転居の場合、「車検証に記載されている住所」から「印鑑登録証明書に記載されている住所」に至るまでの流れが確認できれば、問題ありません。
・譲渡証明書
車を譲渡することを証明する用紙です。
譲渡証明書の用紙は、インターネットから印刷したもので大丈夫です(例:国土交通省HP→http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000033.html)。
なお、住所を記載する際は、印鑑登録証明書と同じ住所を記載してください。間違えると訂正印(実印)が必要となりますので、注意しましょう。
・委任状
運輸局での事務処理を他人に委託する場合に、委任状が必要となります。
こちらも譲渡証明書と同じく、印鑑登録書の住所を記載して、実印を押印します。
軽自動車の売却で必要なもの一覧
軽自動車の売却で必要なもの一覧
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 軽自動車納税証明書
- 委任状
- 認印
・自動車検査証
・自賠責保険証明書
通常は、車のダッシュボードなどに、ケースの中へ一緒に保管されているかと思います。
・軽自動車納税証明書
毎年5月頃に送付される自動車税を支払い終わった後に渡される用紙のことです。
支払いをした翌年の5月31日までが有効期限です。しっかり確認しましょう。
・委任状
普通車と同様に、陸運局での処理を他人に依頼するときに必要な書類です。
・認印
普通車は実印ですが、軽自動車は認め印で大丈夫です。(実印でも可能です)
書類を紛失している場合は?
「どうしよう、書類がない!」
そんなときでも大丈夫。紛失してしまった書類は、再発行してもらいましょう。
自動車検査証の再発行
管轄の陸運局に行き、再発行してもらいましょう。マークシートに必要事項を記載して窓口に提出すれば、発行してもらえます。
その際に、マークシート代(数十円程度)・再発行手数料(数百円程度)が必要となります。
自賠責保険証
加入先の保険会社に連絡し、再発行してもらいましょう。
どこの保険会社か不明な場合は、愛車の購入先の店舗などに聞くのが良いでしょう。それでも不明な場合は、思い当たる保険会社へ連絡するしか方法がありません。
(主な保険会社→東京海上、三井住友海上、損保ジャパンなど)
納税証明書
普通車の場合、管轄の陸運局にて無料で再発行が可能です。
軽自動車の場合、市役所にて再発行してもらう必要があります(役所によっては手数料が必要な場合もあります)。
車売却時の手続きは?
必要な書類が揃ったら、管轄の陸運局へ行って手続きをしましょう!
以下、主な流れをご紹介します。
1.ナンバープレートの返納(名義変更で管轄が変わらない場合は不要)
一時抹消や永久抹消(解体や廃車)、または管轄外のナンバーへと変更されるとき(例・品川ナンバーから足立ナンバー)、ナンバープレートを取り外して、返納する必要があります。
陸運局内にある専用の機械にナンバープレートを置けばOK。
2.申請に必要な用紙を購入し、記入する
必要となるマークシートや申請書類を窓口にて購入し、必要事項を記載していきます。
必要な書類や記載方法は、各陸運局などによって若干変わります。必ず窓口にて確認するようにしましょう。
なるべく書き間違えのないようにしてください。書き直しが発生すると、再度提出する必要があり、時間がかかってしまいます。
3.必要書類を窓口へ提出する。
書類一式をまとめて、窓口へ提出します。
あとは、書類が出来上がるまで待ちましょう。
出来上がった書類を受け取れば、手続き完了です!
なお、名義変更でナンバープレートが変更となる場合は、忘れずにナンバープレートを購入しましょう。
車の売却時に注意したいことは?
必要書類・記載事項に漏れや間違いがないように!
書類に不備があったり、記載事項に間違いがあると、時間がかかりますし相手の迷惑となる場合もあります。
一番多いのが、普通車の住所間違いです。車検証と印鑑登録証明書の住所が異なっていて指摘されるケースが多いので、注意しましょう。
返金されるお金はなにがあるのか確認しよう
売却した際、返金されるお金はなにか、しっかり確認しておきましょう。
自動車税の残りは?(普通車の場合)
普通車の場合ですが、自動車税の残りがあると月割りで返金してもらえます。
売却月の翌月から3月まで何ヶ月あるか、または排気量によって金額が変わります。
(参考:https://www.goo-net.com/used/study/h.html)
抹消・解体の場合、重量税還付や自賠責保険料は還付される?
車検のときに支払う重量税ですが、廃車となった場合、車検の残りに応じて還付されます。
永久抹消(解体)する条件で売却したなら、重量税還付されるのかどうか、確認しておくといいでしょう。
また、自賠責保険料も同様に、有効期限までに残りがあると規定の料金が還付できます。確認しましょう。
(参考:https://www.haisha.info/kaitori/jibaiseki/)
3月の年度末付近は混みやすく、時間がかかる!
3月は年度末にあたるため、どの陸運局も非常に混みやすくなります。
手続きに2時間もかかるケースもありますから、この時期は避けたいところですね。
「こんな手続き、自分じゃ無理だ!」という方は。。。
ここまで手続きを淡々と説明してきましたが、やることが多すぎて気が滅入っている方もおられると思います。
そんな方は車の買取店に買取ってもらってみてはいかがでしょうか?
車買取店に買取ってもらえれば、お店に、指示された書類を提出するだけで車の売却が完了します。
手続きは買取店さんがすべてやってくれるんですね。
もしそちらの方が自分に合ってるという方は、「【車を一番高く売れる方法】様々な買取形態、買取サイト業者の中から厳選して、おすすめの方法を紹介します」を参考にして一括査定に出してみてください。
トラブルもなく高く売れると思いますのでおすすめですよ。
廃車の際に必要な書類、手続き まとめ
車を売却する際は、書類の不備や記載間違いをしないように、十分注意しましょう。
書類を取り寄せるのに時間がかかったり、印鑑を用意して押印したりと、余計な手間が増えてしまいます。
また、陸運局によって、手続き方法や必要書類が若干異なります。現地で確認しながら進めると確実ですよ。
最後に、愛車を次のオーナーへ引き渡すなら、掃除や洗車をしてきれいな状態にしてあげましょうね!
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