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メンテナンス

【ブレーキの点検まとめ】ブレーキ異常のリスクや症状について解説します

ブレーキ異常のリスクや症状について解説

車を安全に運転する上で、最重要パーツの1つであるブレーキ。

ブレーキの点検を怠ると万が一の時に大惨事に繋がりかねません。

ブレーキは危機回避の要です

今回は、

  • 点検項目
  • 点検内容
  • 点検における注意点
  • 点検しないことによるリスク

等を解説しようと思います。

 

 

ブレーキの特徴

ブレーキには、

  • 走行時にペダルを踏んで減速させる「フットブレーキ」
  • エンジンの回転数を下げて減速させる「エンジンブレーキ」
  • 駐停車時に車を動かないように固定する「パーキングブレーキ(サイドブレーキ)」

の3種類があります。

 

フットブレーキとは?

フットブレーキとは文字通り足で踏むブレーキで、常にしっかりと効く状態である必要があります。

また、車の個体ごとに踏み心地、ブレーキの効きはじめる踏みしろなどが違うので、初めて乗る車では注意が必要です。

 

パーキングブレーキ(サイドブレーキ)とは?

パーキングブレーキとは駐停車時に車を固定する役割をもったブレーキです。

形としては、手で引くタイプ、足で踏み込むタイプ、ボタンで作動させるタイプなどがあります。

呼び方は、パーキングブレーキやサイドブレーキと一般的には呼ばれています。

 

エンジンブレーキとは?

走行中アクセルを離すと、みるみるスピードが落ちていくのはご存知だと思います。

あれがエンジンブレーキというもので、車の制動力の抵抗を利用したブレーキ方法なんですね。

また、わざとシフトを下げてスピードを落としていくのもエンジンブレーキの一種です。

 

ブレーキの点検について

点検の目的は、「適正なブレーキ操作で、しっかりとした効果を得られるかどうか」です。

主に、ブレーキオイルの量、踏みしろ、引きしろをチェックして、ブレーキに異常の兆候がないかを調べます。

点検項目・点検内容

点検項目点検内容
ブレーキペダルの踏みしろ床につくことなく適切な踏み込みでブレーキが効くかどうか
ブレーキオイルの量ブレーキオイルが規定量の範囲にあるかどうか
ブレーキの効き具合適切に効いているかどうか
パーキングブレーキの引きしろ、踏みしろ適切な引きしろ、踏みしろで効いているかどうか

 

ブレーキ異常のリスク

ブレーキ異常のリスク

点検整備によって、踏みしろ、引きしろがしっかり調整されていないと、

  • 踏み込んでもブレーキが効かない
  • 少し踏んだだけで急ブレーキがかかってしまう
  • 駐車中に動き出す

といった、かなり危険な状況を引き起こしてしまいます。

 

ブレーキに異常がある時の症状

フットブレーキの異常

フットブレーキに異常があると、踏み込んだ時に普段より「スカスカ」の状態になっていることが多いです。

原因としては、ブレーキオイルの漏れや、空気の混入が考えられます。油圧式ゆえに、オイルが漏れていたり、空気が混入していると踏み込んだ時にうまく力が伝わらず、結果「ブレーキが効かない」という状態になるんですね。

大変危険です!

こうなってしまったら現場では修理不可能ですので、必ずロードサービスを呼びましょう。

間違っても騙し騙し乗ってはいけません。間違いなく事故につながります。

 

パーキングブレーキ(サイドブレーキ)の異常

パーキングブレーキの異常には「パーキングブレーキが効かない」の他に、「ブレーキが解除できない」というものがあります。

パーキングブレーキはワイヤー式で、引く(踏む)ことでドラムに力を加わえタイヤを固定させるんですが、それが解除できなくなってしまうんですね。

そのまま走行すると「フロントタイヤは回転しているのに、リアタイヤは回転してない状態で引きずりながら走行している状態」になります。

原因としては、整備不足によるドラムの張り付きなどがあります。

一応現場対応の方法もあります

これをその場で修理するには、「タイヤを外してドラムを叩く」という方法が有効ですが、必ずしもはがせるわけではありません。

 

ブレーキ点検整備まとめ

はじめに言いましたが、ブレーキは安全に車を運転する上で最も重要なパーツの1つです。

「ブレーキの故障は死に直結する」と言っても決して大げさではないでしょう。

そのあたりを踏まえ、見落としがないよう注意深く点検しましょう。

 

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