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車の仕組み

【エンジンオイル】粘度や適切なオイルの選び方・オイルとエンジンの関係について解説

エンジンオイルの基礎知識

エンジンオイルというのは、非常に重要な役割りを果たしています。

ガソリンがなくなってもエンジンは止まるだけですが、 エンジンオイルがなくなるとエンジンは壊れてしまいます。

そうなってしまう前にエンジンオイルについて正しい知識を持っておくことをおすすめします。

ここではエンジンオイルに関する基礎知識を中心に解説してみようと思います。

オイルの役目・粘度について

現在クルマに使われているエンジンには、かならず金属と金属のすれ合う部分があり(ピストンなど)、エンジンオイルのごく薄い油膜が直接接触を防いでいるのです。

エンジンオイルというのは、金属同士の直接のこすれ合いを防いで、円滑な動作を可能にし不要な発熱や摩耗をなくす役割りを持ちますが、逆に抵抗ともなろます。そのため、エンジンオイルの粘度の選択というのは、本来はかなりシビアに考えなければならない部分なのです。

その粘度は、SAEによって数種類の分類がされ、0番から60番まであります。粘度と エンジンオイルの使用環境は密な関係にあり、 通常粘度の低い(数値が小さい)ものほど、 エンジンの回転に対する抵抗が少ないのですが、高温になるとその機能を低下し、逆に粘度が高ければ(数値が大きい)抵抗は大きいが高温でも機能低下が少なというようになっています。

一般に、エンジンオイルの粘度は、温度が高くなればなるほど低くなる(油というのはたいていそうだが)と考えれば大丈夫です。そのため、高温でも使えるエンジンオイルは、最初から粘度を高めにしてあるわけです。

 

マルチグレード

エンジンの負荷というのは、同じ人が同じクルマを運転していても刻々と変わるものですし、夏と冬とでは外気温にも差があります。

そのような状況もあり、現在のエンジンオイルはほとんどがマルチグレードとなっています。マルチグレードというのは、前述したSAEの粘度分類で、 2つ以上の粘度幅にまたがる性能を持つオイ ルで、表示としては『20W—50』などという形式となります。この20とか50というのがSAEの番手で、Wはウィンター、つまり冬でも大丈夫という意味になっています。20番程度の粘度で性能は50番のものと同等と考えてもわかりやすいですね。エンジンに対する抵抗は少なく、しかも高温でも充分な性能を発揮するというわけです。

最近は添加剤などにも工夫が見られ、 零下数10度から80度、90度という高温まで粘度に変化のないオイルも市販されています。

性能のよいマルチグレードオイルの登場は、 最近の高性能車のエンジン性能にも非常によい影響を与えていますが、その分価格が高いのが玉にキズです。また、マルチグレードだからといって寿命が大幅に伸びているわけでもない(多少は長いが)ので、交換が必要なことに変わりありません。

 

高性能オイルの使い方

いちばんいいのはその車種指定の番手、 つまり20W—40なら20W—40のエンジンオイルをマメに交換することと、オイル交換2回に1回くらいは、オイルフイルターも一緒に換えてあげることです。また、少々高くても高性能なオイルを使いたい場合は、寒冷地ではド側を下げ、暑い地方では上側を上げるといいでしょう。つまり、20W—40を基準とすると、寒冷地では10W—40、暑い地方では20W—50と いうことになります。これは、夏と冬のオイルを換えるときも同じです。

現代のクルマは、ほとんどがマルチグレードのオイルを指定エンジンオイルとしている ので、そのままでほとんどの環境には対応できます。

 

オイルフイルターについて

オイルフイルターについて

オイルフィルターのおおまかな構造はエアクリー ナーと同じで、内側にフィルターエレメントがあり、汚れたオイルが外側から入ってエレメントでろ過され、内側へ出てきます。エアクリ —ナーと異なるのは、エアクリーナーがエン ジンの吸い込む力で空気をろ過するのに対し、 オイルフィルターでは圧力をかけたオイルを外側から送り込むことで、オイルをろ過している点です。オイルフイルターがガッチリし た筒の中に入っているのはそのためなんですね。

オイルフイルターに圧力をかけたオイルを送るのは、オイルポンプというパーツです。オイルボンプはエンジンのカムシャフトなどで駆動され、かなりの圧力をかけてオイルフイルターへオイルを送ります。オイルフイルターを通ってろ過されたオイルは、エンジンの各部へ送られ、 各部で働いてエンジンの底部、オイルパンに落ちてきます。これをまたオイルポンプが吸い上げて、オイルフイルターに送り出します。

オイルポンプがオイルパンから吸い出す部分には、简単なクリーナーが付いており、大きなゴミ(例えば金属粉など)は吸い込まれないようになっています。また、燃えカスや力ーボンなどでも同じ理由でオイルパンにたまります。

 

オイルとエンジンの関係

エンジンとオイル

クルマは、あまり乗らないで放っておくと調子が悪くなる、とよくいいますが、少なくともオイルの循環に関しては全くそのとおりです。

エ ンジン内部で金属同士が直接に触れ合わないようにしているエンジンオイルですが、放っておけば引力で下に落ち、オイルパンにたまってしまいます。特にエンジンの上部についているバル ブ付近のオイルや、シリンダとピストンの間にあるオイルなどは、まっ先に下に落ちてきますね。

といっても全くなくなるということはありません(オイルには粘度がある)。ですがかなり少なくなります。そんな状態でエンジンをかけ、いきなり回転を上げたりすれば、焼き付かないまでも傷む部分が出てくる可能性は大いにあります。まして最近のオイルは比較的粘度が低いものが多い (それだけ性能はよくなっているわけですが)ため、オイルがオイルパンに落ちきってしまうまでの時間も短いんです。

オイルがエンジン各部に充分に行きわたるのに要する時間はそれほどかかるわけではないので、しばらくぶりでクルマに乗ったら最初のうちアイドリングさせておくといいでしょう。 これだけでもエンジンの寿命はだいぶ違うはずです。

また、エンジンオイルが暖まる前にエ ンジン回転を上げるのも、エンジンにはよくありません。あっという間に高温になってしまうエンジン内部に、冷たいオイルがいきなりかかるわけですから、金属にとってはかなりつらいことです。持に寒冷地、准下数度という条件では気を付けたほうがいいでしょう。

 

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