現在、車の鍵といえばキーレスが主流です。
キーレスと言えば電池式。
電池式が故に、電池が切れてしまったときはなかなか困った状況になってしまいます。
ここでは、「電池切れが原因で起こるトラブルの種類、対処法」について解説します。
電池切れのキーでエンジンをかける裏技も書きますね!
電池切れが原因で起こるトラブル
電池切れが原因で起こるトラブルは、主にエンジンがかけられないというものです。
そして、鍵のタイプによって対処法も変わってきます。というのも現在ほとんどの車がキーレスなんですが、車側のエンジンのかけ方が3種類あるんですよね。
鉄のキーを回すタイプ
キーシリンダーに鍵を挿して回してエンジンをかけるタイプです。(古い車種はだいたいこのタイプです)
このタイプは電池切れになっても関係ないので、問題なくエンジンをかけれます。トラブルになることはまずありません。
もしエンジンがかけれない事があったとしたら、以下のことを確認してみましょう
確認事項
- ハンドルロックがかかってないか
- シフトが「P」の位置にあるか
- キーシリンダーが壊れていないか
対処法
もしこのタイプでトラブルになったら、ハンドルロックがかかってないか確認して、異常がなければロードサービスを呼びましょう。
ハンドルロックについては、以下の記事を参考にして下さい。
関連 車の始動時に「キーがまわらない」「ハンドルが動かない」といった時の対処法
普段は鍵を挿さずに回せて、緊急時は鉄の鍵が使えるタイプ
普段は鍵を挿さなくてもひねるだけでエンジンがかけれて、緊急時は鉄の鍵でもエンジンがかけれるタイプの車があります。(上の画像のようなタイプ)
このタイプはキーレスが電池切れになっても、キーレス内にある緊急用の鉄のキーでエンジン始動できるので特に問題はありません。
エンジンがかけれない場合
- ハンドルロックがかかっている
- シフトが「P」の位置にあるのに、コンピューターの故障で認識できていない
- キーシリンダーが壊れている
- イモビライザー(セキュリティ)が作動している
ちなみに、このタイプの鍵は電池が切れるとイモビライザー(セキュリティ)の問題も出てきます。
イモビライザーが効いていると、キーを回すことができない車種があったりします。
ハンドルロックにも異常がないのにキーが回せなかったらイモビライザーを疑いましょう。
対処法
手順は以下の通りです
- キーレスの電池が切れる
- 鉄の鍵でドアを開ける
- 警告音が鳴る(かも)
- 警告音を無視して車内に乗り込む
- エンジンをかける
- 警告音が止まる
- 電池交換に向かう
ちなみに警告音は非常にうるさいですが、しばらくすれば止まります。警告音が鳴ったからといって焦る必要はありません。
完全キーレスのタイプの場合
最近このような「ボタン式のみ」の車が増えてきました。
このタイプは電池切れの時に、キーレス内にある緊急用の鉄の鍵が使えないので少し都合が悪いです。
キーレスの電池が切れた時のエンジンのかけ方
これです。
これは公式な技で、少しでも電池が残っていればかかることが多いです。
ですが、完全に電池がなくなっている場合は、残念ながらこれでもかからないので電池の交換が必要になります。
エンジンをかけれない場合
- 完全にキーレスの電池がなくなっている
- シフトが「P」の位置にあるのに、コンピューターの故障で認識できていない
対処法
- 少しでも電池が残っていて、ドアが開けれたなら上の技をやってみる
キーレスとセキュリティの関係
キーレスとセキュリティ装置は連動していることが多いです。
通常は、キーレスでドアを解錠することでセキュリティは解除されます。
試しにキーレスを使わずにいきなり鉄の鍵でドアを開けてみましょう。「ビービービー!」と大きな警報音が鳴り響くはずです。
ちなみに、警告音が鳴ったら、ドアを締めてキーレスでもう一回鍵を閉めれば警告音は止まります。
キーレスの電池が切れた時 まとめ
キーレスの電池切れ問題は、上に書いたように色々なパターンがあります。
特にセキュリティの作動条件なんかは、ご自身の車でも把握しておられない方がほとんどだと思います。(ディーラーさんもそこまで詳しく説明しないと思いますので、それはしょうがないことです)
上に書いたことを試してみてもダメだったら、とりあえずロードサービスを呼びましょう。
関連記事 【保存版】ロードサービスについて詳しく解説します 【JAF・自動車保険付帯・クレジットカード付帯 】
ただ、どっちみち予備の電池の1つくらいは持っておいたほうがいいでしょうね。それが一番安心です。
※ ご自身の電池の規格を確認してから購入しましょう。
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【裏技】キーレスの電池が切れた時のエンジンのかけ方