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故障した時の対処法

ラジエターや冷却水のトラブル・故障を解説!【修理しないとオーバーヒートを起こします】

ラジエターや冷却水のトラブル・故障を解説

エンジンとは、内部で爆発を繰り返してパワーを生み出す機関です。よって、走行中は非常に高温になります。

当然高温になれば金属は膨張しますので、ほっておけばエンジンに致命的なダメージを与えてしまいます。

それはまずいですよね

それを避けるために備えられているのが、冷却機関です。

冷却機関とは主に、ラジエター周辺のことを言います。

今回は冷却装置の仕組みを含め、故障の原因と対処法、故障の防止法を解説しようと思います。

 

 

冷却装置の仕組み

まず、冷却装置には「空気で冷やす空冷」と「水で冷やす水冷」があります。

関連 空冷&水冷エンジンの違いと、冷却水路やラジエターについて解説

バイクには空冷を採用している車種も結構ありますが、自動車は主に水冷になります。

理由としましては、バイクはエンジンが外に丸出しになっている為走行中に空気で冷やすことが可能ですが、車はエンジンがエンジンルーム内にあるので空気で冷やすのが難しいからです。

空気で冷やせないから冷却水(ラジエター液)を循環させて冷やすしかないんですね。

水冷装置のパーツは主に、ラジエター本体、ラジエターファン、ラジエターホース、サーモスタット、ウォーターポンプで構成されています。

 

冷却装置の故障でオーバーヒートを起こしてしまう

冷却装置の故障でエンジンが冷やせない状態になってしまうと、短時間でオーバーヒートを起こしてしまいます。

関連 ラジエターや冷却水のトラブル・故障を解説!【修理しないとオーバーヒートを起こします】

オーバーヒートを起こすと、臭いやいつもと違う走行フィーリング、異音などの症状で気付かれると思います。

カラカラカラという異音で気付くことも

同時に水温計が異常な数値を示し、最終的にはエンジンが停止し走行不能になり、エンジン不始動を起こしてしまいます。

そうなってしまったら、エンジンのオーバーホールもしくは載せ替えが必要になってしまいます。(非常に高額な修理費用です)

 

冷却装置の故障の原因

原因は主に3つです。

  1. 冷却水が循環しなくなる
  2. 冷却水が漏れる
  3. ラジエターファンの故障

 

冷却水が循環しなくなる

冷却水が循環しなくなる原因は、主にウォーターポンプかサーモスタットの故障です。

ウォーターポンプとは冷却水を送り出すポンプのことで、サーモスタットは冷却水の通り道にある弁のことです。どちらも非常にに重要なパーツです。

また、ラジエター内に異物が混入し詰まることもありますが、ラジエターには冷却水の通り道がいくつもあるので循環しなくなるというこことは殆どありません。

 

冷却水が漏れる

冷却水が漏れてしまうと、当然エンジンを冷やすことはできません。

漏れてしまう原因は、

  • ラジエターコックの破損
  • 飛び石などによるラジエターコアの穴あき
  • ラジエターホースの破れ
  • ホース取付部の破損
  • エンジンシーリングの破れ

などがあります

 

ラジエターファンの故障

ラジエターファンとは、ラジエターに外側から直接空気を当てるパーツです。

主に電動ファンとベルト駆動ファンが採用されており、故障の原因は電気回路の不具合(モーター不良・ヒューズ切れ)か、ベルトの不具合がほとんどです。

 

トラブル時の対処法

落ち着いて対処しましょう

冷却装置の不具合でオーバーヒートを起こしてしまったら、すぐに安全な場所に停車しましょう

故障後も冷却水を補充しながら走行される方もおられますが、一時的な対処法にすぎませんし、エンジンを痛めることに繋がるのでおすすめできません。

素直に諦めてロードサービスを呼びましょう。

関連記事 【保存版】ロードサービスについて詳しく解説します 【JAF・自動車保険付帯・クレジットカード付帯 】

 

修理方法

修理方法は、主にパーツ交換になります。

ラジエターの小さな穴程度でしたら漏れ防止剤を使ったりすることもありますが、まるごと交換になることも珍しくありません。

ホーズ等はパーツ交換ですね。

 

故障防止のポイント

パーツの故障はどうにもなりませんので防止しようがありませんが、冷却水の漏れなどは気を使っていれば気付くことは可能です。

冷却水が漏れれば当然地面に水が滴ることになりますので、駐停車時に地面が濡れます。気を配っていれば気付く確率が上がるでしょう。(クーラーの除湿水やオイル漏れと混同しないように気をつけましょう)

関連 【オイル漏れ?】駐車中に地面が濡れている、シミが付いている時の原因と対処法を解説

それと、冷却水は入れすぎるとリザーブタンクから排出される仕組みになっていますので、常日頃どのくらいまで補充してしてあるか認識しておく必要があります。水位の確認はエンジンルームから確認することができます。

 

まとめ

冷却装置は非常に重要なパーツの1つです。

異常に気付いたらすぐに対応することで修理代も安く済みます。

間違っても騙し騙し乗ることはしないようにしましょう。

最悪の場合、エンジンが壊れて廃車になってしまいますからね。

 

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参考記事 事故で廃車になった車を、一番高く買い取ってもらう方法【裏話あり】

 

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